追悼ケン・ブロック - ナンバー43よ永遠に

ラリークロスアスリートの先駆者で、長い間ブランドアンバサダーを務めたケン・ブロックの無念の死を受け、モンスターファミリーは彼に哀悼の意を捧げる。現地日時2023年1月2日、ラリードライバー兼起業家のケン・ブロック（55歳）は、ユタ州ワサッチ郡でのスノーモービル事故で亡くなった。

モンスターエナジーは、辛い思いをしている彼の家族と友人に心からお悔やみを申し上げる。

モンスターエナジー会長兼共同CEOロドニー・サックス（Rodney Sacks）は下記のように述べた。「彼は2005年からモンスターファミリーの一員だ。モンスターエナジー最初のブランドアンバサダーの1人で、モンスターエナジーのライフスタイルを世界に広める手助けをしてくれた。言葉で説明することもなく、やることをやり、誇りを持ってMクロウのロゴを纏っていた。彼の『ジムカーナ』の動画だけでも何億回も再生されている。彼は伝説だ。彼の妻と子供たちに哀悼の意を捧げる。私たちも彼を失って寂しくなるだろう」

彼が亡くなったというニュースにより、世界中から追悼の意と感謝が寄せられた。ケン・ブロックほどアクションスポーツとモータースポーツの世界に影響を与えた人物はいないと言っても過言ではないだろう。

カリフォルニア州ロングビーチで生まれ育ったケン・ブロックは、1990年代にスケボーおよびストリートウェアで名を上げ有名な起業家になった。ビジネスパートナーのデイモン・ウェイ（Damon Way）と協力し、エイトボールクロージング、ドアーズ・クロージング、DCシューズ、タイプAスノーボーズ、ダブブランド・アウトウェアなど、最も影響力のあるアパレルおよびフットウェアブランドを共同設立した。DCシューズカンパニーは、ボードスポーツ史上最も成功したビジネスベンチャーの1つとなったが、ケン・ブロックとデイモン・ウェイは2004年に同ブランドをクイックシルバーに8,800万ドルで売却した。

2000年代、ケン・ブロックはレーシングスポーツへの情熱を追求し、ラリークロスドライバーとしてFIA世界ラリークロス選手権に出場した。また、熱狂的なモータースポーツファンたちに向け、フーニガンインダストリーズを設立。アクションスポーツの精神を吹き込んだ会社となり、プロアスリートとしてモンスターエナジーの顔になった。

彼がソーシャルメディアでこれまで15年間公開し続けた『ジムカーナ』シリーズは、世界中に何百万人ものフォロワーを生み出した。スピードの速いスタントと狂いのない「ドリフト」運転を披露する『ジムカーナ』は、想像を絶するスタントと限界を超えたドライビングがファンを魅了し、5.5億回以上の再生回数を誇る。

副会長兼共同CEOヒルトン・シュロスバーグ（Hilton Schlosberg）は「今日はモンスターファミリーにとって非常に悲しい日となった。私たちは昔からの仲間の1人を失った。ケン・ブロックは偉大で最高の仲間だった。彼は本物の紳士であり、信じられない偉業を成し遂げた非常に特別な人間だ。彼はあまりにも早く私たちの元を去ってしまったが、その名前は永遠に生き続けるだろう。今日、こうしたメッセージを書いていることが信じられない…これからさらに寂しくなるだろう。彼の美しい妻ルーシーと素晴らしい子供たちリア、キラ、ミカに心からお悔やみを申し上げたい。友よ、安らかに。」とつけ加えた。