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モンスターアスリート、X Games Chiba 2024最終日に金メダルを獲得

公開日: 2024/09/26

BMX、Moto X、スケートボードのモンスターアスリートたちがX Games Chiba 2024で合計メダル11個を獲得、アクションスポーツの歴史を塗り替えた。

日本国内で3回目の開催となったX Gamesが幕を閉じた。モンスターエナジーは、X Games Chiba 2024で常識を覆すパフォーマンスを披露したBMX、Moto X、スケートボードのチームアスリートたちに祝意を表したい。本大会は幕張メッセに設けられたスタジアムで3日間にわたって繰り広げられた。世界トップクラスのモンスターエナジーチームは合計11個のX Gamesメダル(金3、銀4、銅4)を獲得、そしてNBDトリックを成功させレベルをさらに引き上げた。

異彩を放った選手のなかに、男子スケートボードパークで優勝し、初めてX Gamesパーク種目の金メダルを手にしたトム・シャー( Tom Schaar カリフォルニア州マリブ出身25歳)がいる。BMXパークベストトリックでは、ダニエル・サンドバル( Daniel Sandoval カリフォルニア州コロナ出身30歳)がこちらも初めてX Gamesパークベストトリック種目の金メダルを獲得した。最終日には、女子スケートボードパークで、14歳のモンスターアーミーライダー、アリサ・トゥルー( Arisa Trew オーストラリア・パームビーチ出身)が3連覇を達成。

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モンスターエナジーが公式エナジードリンクパートナーとしてスポンサーを務めるX Games Chiba 2024は、1995年の大会開始から71回目の大会となる。9月20日から22日まで開催された本大会に、16か国から85人のエリートアスリートが集まった。日本で3年連続開催となったX Games。アスリートたちはBMX、Moto X、スケートボード競技11種目(メダル計33個)で競い合った。

 

X Games Chiba 2024におけるモンスターエナジーチームの活躍を紹介していこう。

 

 

モンスターエナジーチームのメダルラッシュは2日目、大接戦の男子スケートボードバート決勝から始まった。最後の試技で、トム・シャー Tom Schaar は、アーリーウープ・バックサイド540メロン、バックサイド540テールグラブ、アーリーウープ・ヒールフリップ・インディ・ノーズボーン、フロントサイド・ノーズグラインド、キックフリップ・インディからフェイキー、キャブ720テールグラブ、アーリーウープ・バックサイド・リップスライド、キックフリップ・ボディ・バリアル540、ビッグスピン・バックサイド・リップスライド、バックサイド360テールグラブ・フェイキー、フェイキー5-0グラインドなど完璧なランをメイクし、89.00点を記録して銅メダルを手にした。さらに最終日には本大会で彼はさらなる活躍を見せることになる。

 

女子スケートボードストリート決勝でも表彰台争いは続き、赤間凛音( Liz Akama 日本・宮城県出身15歳)が激しい競争に直面した。決勝で互角に渡り合い、レールでバックサイド・スミスグラインド、バンプからレッジで180からフェイキー50-50、バンクでフロントサイド・ビッグスピン、スモールレールでバックサイド・リップスライド、フラットバーでバーリー・グラインド180(フロントサイド180からスイッチ・スミスグラインド)、レールでフロントサイド270からスイッチ・フロントサイド・ボードスライドをメイクして83.00点を記録、銅メダルを手にした。これで赤間のX Gamesメダル獲得数は6(銀3、銅3)となった。

続くモンスターエナジー男子スケートボードストリートベストトリックで、ライダーたちはパフォーマンスの水準を引き上げた。イノベーティブなトリックセレクションで知られるナイジャ・ヒューストン( Nyjah Huston カリフォルニア州ラグナビーチ出身29歳)は、テクニカルなトリックを決めるスポットに大きな階段のハンドレールをチョイスした。完璧なバランスでハーフキャブ・キックフリップからレールでクルックド・グラインドをメイクし、銅メダルを獲得した。スケートボーディングにおけるX Games金メダル最多獲得数15を記録しているナイジャは、これでX Games獲得メダル数を24(金15、銀5、銅4)に更新。X Games史上2番目に多くのメダルを獲得しているアスリートととして、BMXライダーのデイブ・ミラ(Dave Mirra)に並んだ。

 

メダルラッシュは、男子スケートボードパーク決勝の大勝利で、最終日も続いた。この種目で初のX Games金メダル獲得を狙うトム・シャーは、エクステンションでヒールフリップ・インディ、バックサイド・リップスライド、ボックス上でフロントサイド・ステールフィッシュ360、巨大なテールグラブ540、ボックスでキックフリップ・インディ、エクステンションでトランスファー・トゥ・フロントサイド・ノーズグラインド、ヒップでアーリーウープ・キックフリップ・インディ、キックフリップ・インディ・フェイキー、キャバレリアル・ロシ・グラインドをメイクして90.66点を記録、初優勝を飾った。これでシャーのX Gamesメダル獲得数は14(金3、銀4、銅7)となった。

シャーと一緒に表彰台に上がったのは、銀メダルを獲得したキーラン・ウリー Kieran Woolley ウリーはパーク全体を使って、ボックスでバックサイド・テールグラブ360、ディープエンドでキックフリップ・インディ、バックサイド5-0グラインドへトランスファー、エクステンションでギャップアップ・バックサイド・リップスライド、チャンネルでオーリートランスファー、フロントサイド・フィーブルグラインド、ボックス上のレールでレールウォーリー、インバートバックサイドリバートと充実した完璧なランで88.33点、2位となった。これでウリーのX Gamesメダル獲得数は3(金1、銀2)となった。

Tスケートボードバートベストトリックでは、技のイノベーションが雰囲気を盛り上げた。ジャムセッションで、芝田元( Moto Shibata 日本・大阪出身28歳)が、これまでの大会で一度も成功しなかった新しいトリックを決めて銀メダルを獲得した。前足周りのボードバリアルに1回転半を組み合わせた、フロントフットインポッシブルリーン540で、芝田はX Games Chiba 2024で2位となった。これで芝田元のX Games獲得メダル数は9(金1、銀7、銅1)となった。

女子スケートボードパーク決勝には、モンスターアーミーライダー、アリサ・トゥルー Arisa Trew がX Games Venturaのパークとバートダブル金メダル獲得後、優勝最有力候補として参戦。しかし、最終ランを前にこの若きリッパーの順位は2位と、ギリギリの勝負になった。サヨナラ勝ちを収めたトゥルーは、ボディバリアル540、フロントクルックド・グラインドフェイキー、ボックスでスイッチバックサイドエア、フェイキーミュート360、キックフリップ・インディ、ギャップからエクステンションでフロントサイドリップスライド、ボルケーノでマックツイスト、ミュートエア、インディ360からフェイキー、スイッチバックサイドエアをメイクし91.66点を記録し、この種目で3回連続の金メダル獲得に成功した。これでトゥルーのX Gamesの金メダル獲得数は5に、そして、パリ2024五輪でも金メダルを獲得している。

メダル獲得はBMXパークベストトリックでも続く。もう一人のモンスターエナジーライダーがキャリア初優勝を収めた。ジャムセッションで、ダニエル・サンドバル( Daniel Sandoval )はクォーターパイプで高く飛びあがるフレアダブルウィップからレイトバースピンを放ち、パークベストトリック種目でキャリア初の金メダルを獲得した。これでサンドバルのX Gamesメダル獲得数は9(金3、銀1、銅5)になった。彼と一緒に表彰台に上がったのは銀メダルを獲得したジェレミー・マロット( Jeremy Malott アリゾナ州レイクハバスシティ出身27歳)。ボックスで180ダブルテールウィップからレイトバースピンして後ろ向きに下りる非の打ちどころのないトリックで観客を沸かせた。これでマロットのX Gamesメダル獲得数は3(銀1、銅2)になった。

X Games Chiba 2024を華々しく締めくくったのは、2日目の突風による延期のあとでようやく開催されたMoto Xベストトリック。ライダーたちの試技2回によるプログレッシブセッションでは、ジャクソン・ストロング( Jackson Strong fオーストラリア・ロックハート出身32歳)がクリフハンガー・フロントフリップで94. 00点を記録し銀メダルを獲得。そして、ストロングに続いて表彰台に上がったのは、銅メダルを獲得した39歳のスタイルアイコン、東野貴行( Taka Higashino )。20回目のX Games出場で東野は、スタイリッシュなロックソリッド・バックフリップをメイクし86.00点を記録、銅メダルを獲得した。これで東野のX Gamesメダル獲得数は6(金3、銀1、銅2)になった。

これにてX Games Chiba 2024が幕を閉じた。ライブ配信でアクションを見逃してしまったという人、そしてX Games Japan 2024のパフォーマンスを見逃した米国のX Gamesファンは、 X Games YouTube チャンネルですべてのライブ放送をチェックしてくれ!